《英語》副詞とは?
副詞とは?
名詞以外を修飾する語を指します。動詞や形容詞、文全体など名詞以外を修飾する語は全て副詞。語尾が-lyで終わる単語のほかにも、very や too、soなど普段よく使う単語も全て副詞です。
・形容詞や文全体を修飾するとき、基本的に副詞は修飾したい語の直前に置く
・文全体を修飾したいときには、副詞は文頭に置く
(副詞の部分を強調したい場合にも文頭に置かれることがある)
・動詞を修飾するときは、動詞の後ろに副詞を置く
(ただし、目的語が長いときは目的語の後ろに置かれる場合もある)
副詞の種類
『場所』
―どこの場所かを表す副詞
場所を表す副詞一覧
- here (ここに)
- near (近くに)
- there (そこに)
- up (上の方へ)
- everywhere (どこでも)
- anywhere (どこにも)
- nowhere (どこにもない)
- somewhere (どこかに)
- nearby (近くに)
- down (下に)
- far (遠くに)
- below (下の方に)
- above (上の)
- far away (遠くに)
- close (近くに)
- forward (前の方に)
- upwards (上の方に)
- backwards (後ろに)
- undermeath (下の方に)
- on (上)
- in (中)
- back (後ろ)
- around (周り)
- abroad (海外に)
- home (家に、自国に)
- outside (外へ)
- inside (中へ)
- indoors (家の中で)
例文
''I'm here.''
私はここにいます。
''You can park your car there.''
そこに車をとめてもいいですよ。
「場所」を表す副詞は動詞や目的語の直後におく
''You must read a book quietly in the library.''
図書館では静かに本を読まなければいけません。
「状態」と「場所」を表す副詞がある場合は<「状態」⇒「場所」>の順におく
×''I want to go to abroad.'' ⇒ 〇''I want to go abroad.''
私は外国へ行きたい
副詞の前には前置詞を置くことはできない。
『時』
―いつなのかを表す副詞
時を表す副詞一覧
- today (今日)
- tomorrow (明日)
- yesterday (昨日)
- tonight (今夜)
- last year (昨年)
- now (今)
- hourly (毎時間)
- daily (毎日)
- monthly (毎月)
- all day (一日中)
- for a year (一年間)
- since~ (~から)
- never (決してない)
- recently (最近)
- always (いつも)
- normally (ふつうは)
- usually (普段は)
- rarely (めったにない)
- then (その時)
- ~later (~後)
- last (最後に)
- forever (永遠に)
- before (前に)
- after (あとに)
- already (すでに)
- immediately (すぐに)
例文
''We have a test tomorrow.''
明日テストがあります。
''I normally would get a coffee,but today I'm gonna get a tea.
いつもならコーヒーを頼むんだけど、今日はお茶にする。
時を表す副詞は文の終わりにおくことが多い(文のはじめにおくこともできる)
''I have an appointment at three o'clock tomorrow.''
明日の3時に面会の約束があります。
・複数の「時」を表す副詞が使われる場合は、小さい単位から先に出す
''I went there yesterday.''
私は昨日そこへ行きました
・「場所」と「時」を表す副詞が一緒に使われる場合は<場所⇒時>の順になることが多い。
『頻度』
―どれくらいの頻度かを表す副詞
頻度を表す副詞一覧
- always (いつも)
- usually (たいてい)
- often (しばしば)
- frequency (頻繁に)
- occasionally (時折)
- sometimes (ときどき)
- seldom (めったに~しない)
- rarely (たまにしか~しない)
- hardly (ほとんど~ない)
- scarcely (かろうじて)
- never (一度も~ない、決して~ない)
例文
''I always go to school by bus.''
私はいつもバスで学校に行く
''I will never forget what you said.''
私はあなたが言ったことを決して忘れません
「頻度」を表す副詞は一般動詞の前やbe動詞・助動詞の後ろにおく
『程度』
―どのくらいの程度かを表す
程度を表す副詞一覧
- almost (ほとんど、たいてい)
- amazingly (驚くほどに)
- absolutely (絶対に)
- barely (かろうじて)
- completely (完全に、すっかり)
- enough (十分に)
- especially (とくに)
- exactly (ちょうど)
- extremely (とても)
- fairly (まぁまぁ、そこそこ)
- hard (一生懸命に)
- just (ちょうど)
- a little (少しは)
- more (もっと)
- most (もっとも)
- much (はるかに)
- nearly (ほぼ)
- only (ほんの)
- particularly (特に)
- pretty (かなり)
- quite (かなり)
- rather (どちらかといえば)
- really (本当に)
- remarkably (非常に、目立って)
- so (とても)
- terribly (おそろしく、ひどく)
- too (あまりにも~すぎる)
- unusually (珍しく)
- very (とても)
例文
''I have almost finished my homework.''
宿題はもうほとんど終わっている。
''My house is just behind my school.''
私の家は学校のちょうど裏にある。
「程度」を表す副詞は一般動詞の前やbe動詞・助動詞の後ろにおく
『様態』
―どのような様態であるかを表すことができる
様態を表す副詞一覧
- happily (楽しげに)
- quietly (静かに)
- softly (柔らかく)
- loudly (大きな音で、大声で)
- badly (ひどく、下手に)
- well (よく、上手に)
- beautifully (美しく)
- carefully (慎重に、注意深く)
- foolishly (馬鹿みたいに、ばかげた)
- fast (速く)
- quickly (素早く、早く)
- rapidly (素早く、すくすくと)
- slowly (遅く、ゆっくりと)
- suddenly (いきなり、突然)
- truly (本当に)
- seriously (本気で)
- actually (実際は)
- curiously (奇妙なことに)
- fortunately (幸運にも)
- unfortunately (不運にも)
- frankly (率直に)
- honestly (正直に言うと)
- luckily (幸運にも)
- obviously (あきらかに)
- personally (個人的には)
- regretfully (残念ながら)
- strictly (厳密にいえば)
- stupidly (うかつにも)
- wisely (賢明にも)
- carelessly(不注意にも)
- cheaply(安価に)
- accurately(正確に)
- clearly(はっきりと)
- properly(きちんと)
- steadily(しっかりと)
- easily(容易に)
- fluently(流暢に)
- comfortably(快適に)
- effectively(効果的に)
- efficiently(効率的に)
- professionally(職業的に)
- vigorously(精力的に)
- voluntarily(自発的に)
- wonderfully(すばらしく)
例文
''They danced happily''
彼らは楽しそうに踊った
''She took my advice seriously.''
彼女は私の助言を本気で聞き入れてくれた
副詞は動詞や目的語の後におく
助動詞がある場合・・・
副詞は助動詞と動詞の間におく
''You should carefully clean this room.''
あなたはこの部屋を注意深く掃除するべきだ。
『文全体を修飾する副詞』
文全体を修飾する副詞は、文のはじめや一般動詞の前やbe動詞・助動詞の後ろにおかれることが多い(文の終わりにおくときは、その前に「,」をいれることがある)
文の内容の確実性を表す副詞
- obviously (明らかに)
- clearly (明らかに)
- probably (おそらく)
- possibly (もしかしたら)
話し手の気持ち・意見を表す副詞
- happily (幸いにも)
- fortunately (幸運にも)
- naturally (当然)
- unfortunately (不幸にも)
- luckily (幸運にも)
『注意すべき副詞の使い方』
「 late と lately 」
''late'' は「遅い」という意味になり、''lately''は「最近」という意味になる
''My father came home very late last night.''
父は昨夜、とても遅くに家に帰ってきた。
''I haven't talked to him lately.''
最近彼と話していない。
「 hard と hardly 」
''hard'' は「熱心に」という意味になり、''hardly''は「ほとんど~ない」という意味になる
''He always works hard.''
彼はいつも熱心に働く。
''I hardly know him.''
私は彼のことをほとんど知らない。
「 most と mostly 」
''most'' は「もっとも」という意味になり、''mostly''は「たいていは」という意味になる
''What is the most important thing in your life?''
あなたの人生でもっとも大切なことは何ですか?
''She mostly goes shopping on Sundays.
彼女はたいてい日曜日に買い物に行く。
「 near と nearly 」
''near'' は「近くに」という意味になり、''nearly''は「ほぼ、ほとんど」という意味になる
''He came near to me.''
彼は私の近くに来た。
''She is nearly blind.''
彼女はほとんど目が見えない。
『同じ形をもつ副詞と形容詞』
hard (副:熱心に ⇒ 形:難しい)
early (副:早く ⇒ 形:早い)
fast (副:速く ⇒ 形:速い)
last (副:最後に ⇒ 形:最後の)
long (副:長く ⇒ 形:長い)
far (副:遠くに ⇒ 形:遠い)
well (副:よく ⇒ 形:健康な)
pretty (副:かなり ⇒ 形:きれいな)
『いろいろなものを修飾する副詞』
★very
①形容詞を修飾
''She is a very good student.''
彼女はとてもよい生徒です。
②副詞を修飾
''He speaks very slowly.''
彼はとてもゆっくり話す。
③形容詞化した現在分詞・過去分詞を修飾
⇒現在分詞
be boring
be interesting
be exciting など
''This is a very boring movie.''
これはとても退屈な映画だ。
⇒過去分詞
be tired
be surprised
be shocked
be confused など
''I'm very pleased.''
とてもうれしいです。
★much
①否定・疑問文の動詞を修飾
not 動詞∼+much 「あまり~ない」という意味になる
⇒肯定文の場合は''very much''「とても~」となる
''I don't eat out much.''
私は外食はあまりしないです。
''I like this song very much.''
私はこの歌がとても好きです。
②過去分詞を修飾
''Olive oil is much used in cooking.''
オリーブオイルは料理にとてもよく使われる。
★ago, before
時間の長さを表す語句の後ろに''~ago, ~before''がおかれる
①''~ago''⇒現在を基準にして「(今より)~前」という意味
''We met ten years ago.''
私たちは10年前に会いました。
②''~before''⇒過去のある時点を基準にして「(その時点より)~前」という意味
''I had seen his mother three days before.''
3日前に彼の母親を見かけました。
※単独の''before''だと「以前に、今までに~」という意味になる
''I knew I had met her before, but I couldn't remember where.''
以前彼女に会ったことがあるのはわかっていたのだが、どこで会ったのかは思い出せなかった。
★already, yet, still
①肯定文で主に使われる''already''「もう・すでに」
''I have already cleaned my room.''
すでに私の部屋を掃除しました。
⇒疑問文・否定文で使うときは、意外感や驚きを表す
''Is it noon already?
もうお昼なの?(※あっという間だというニュアンス)
②否定文で主に使われる''yet''「まだ(~ない)」
''She hasn't done her homework yet.''
彼女はまだ宿題をやっていない。
⇒疑問文で使う時は、「もう・すでに」という意味になる
''Have you eaten dinner yet? ''
もう夕食を食べましたか?
③肯定文で主に使われる''still''「まだ」(疑問文でも使うことができる)
''I'm still sleepy.''
まだ眠い。
★too, either, neither
①肯定文で使われる''too''「・・・もまた~」
''I'm sleepy, and hungry too.''
眠いし、おなかもすいている。
''I'm from Canada.'' ''Me too.''
私はカナダ出身です。 私もです。
②否定文で使われる''either''「・・・もまた~」
''I can't eat raw fish.'' ''I can't, either.''
私は生の魚を食べられません。 私もだめです。
⇒前の否定文に同意するとき
''neither+動詞+<主語>''「<主語>もまた~でない」
''He doesn't like fish, and neither do I.''
彼は魚が嫌いだが、私も魚が嫌いだ。
(話し言葉では・・・)
''I don't like coffee.'' ''Neither do I. / Me neither.''
私コーヒーが嫌いなの。-私もそうなんだよね。
★so
①前文の動作を繰り返しいうときに''Do so''を代用する
''He told me to wait in line and I did so.''
彼は私に並んで待つように言ったので、私はそうした。
②前文に肯定して同意する時に前文の内容を''so''で代用する
''Do you think it will be sunny tomorrow?'' ''I hope so.''
明日は晴れると思いますか? そうだといいですね。
③先に言われた肯定文に同意する場合
''so+(助)動詞+主語''「主語もまたそうだ」という意味になる
''I often go to the library, and so does my sister.''
私はよく図書館に行きますが、姉もまたそうです。
※否定はneitherを使う
④前文の内容を認める場合
''so+主語+(助)動詞''「主語も本当にそうだ」という意味になる
''It is getting dark in this room.'' ''So it is.''
部屋の中が暗くなってきましたね。 本当そうですね。